本文
【10月】キュウリ環境制御セミナーを開催
館林地区農業指導センターでは、令和4年9月20日に、節なり会、(株)誠和、JA邑楽館林と連携して、管内の施設園芸生産者を対象とした環境制御技術についてのセミナーを開催しました。
1 ねらいと背景
邑楽館林地域では、施設キュウリを中心に、単収向上を目的とした環境制御技術の導入を推進しています。令和3年度時点で施設キュウリにおける導入率は約7%であり、まだ普及が進んでいない一方で、新規導入件数は伸び悩んでおり、打開策が求められています。
そこで、すでに環境制御技術に取り組む管内の生産者組織(節なり会)と、資材メーカー(株式会社誠和)の協力のもと、これから技術を導入する生産者向けのセミナーを開催し、新規需要の掘り起こしを行いました。
2 取り組み内容
令和4年9月20日に館林市郷谷公民館においてセミナーを開催したところ、53名(会場43名、リモート10名)の生産者と関係者が参加しました。
講師を依頼した(株)デルフィージャパン斉藤章氏からは、「栽培上の課題の多くは作物の光合成不足が原因であり、施設内の環境を適正化することにより、まだまだ生産量・品質の向上は図れる。そのためには、施設内の環境の測定が不可欠である」という旨の講義をしていただきました。
本セミナーは生産者主催で行われ、指導センターは各機関の連絡調整、会場準備、資料作成等を通じて開催を支援しました。
図 セミナーの様子(9月20日郷谷公民館講堂)
3 今後の方向
本セミナーをきっかけに環境制御技術に興味をもった生産者に対して、導入支援を行います。また、先行する生産者組織の活動支援を通じて、生産者同士のネットワークの強化と環境制御技術に関する情報リテラシーの向上を図ります。