令和3年度　群馬の県民経済計算について

更新日：2024年3月29日印刷ページ表示

県民経済計算とは

　県内における各経済主体（企業、家計、財政）が、経済活動により1年間（会計年度）に新たに生み出した価値（付加価値）の流れを、生産、分配、支出の三面から総合的に捉えたもので、経済の見通しや各種計画の策定、経済実績の評価や分析に役立ちます。

公表内容

　令和3年度の県内総生産は、名目が9兆1410億円、実質が9兆1619億円で、名目経済成長率は5.4％増、実質経済成長率は5.5％増となった。
　本県経済は、名目、実質ともにプラスとなった。基幹産業である「製造業」は、主力の「輸送用機械」が大幅増となったほか、「はん用・生産用・業務用機械」も大幅に増加したことなどから2桁増となった。「非製造業」では、「卸売・小売業」が大きく伸びたほか、「運輸・郵便業」「金融・保険業」「保健衛生・社会事業」等が増加した。
　生産活動の持ち直しにより民間法人企業所得が増加したことから、県民所得は、6兆1402億円で、6.7％増となり、これを総人口で除した1人当たり県民所得は318万7千円と、2年ぶりに300万円台となった。
　県内総生産を支出面からみると、個人消費や設備投資などの県内需要も移輸出などの県外需要もともに増加した。

※推計にあたっては、過年度の結果についても遡及して改訂するため、公表当時の数値とは異なりますので御注意ください。

県内総生産・経済成長率

**県内総生産・経済成長率**
項目		実数		経済成長率
項目		令和2年度	令和3年度	令和2年度	令和3年度
県内総生産	名目	86,753億円	91,410億円	-5.7％	5.4％
県内総生産	実質	86,835億円	91,619億円	-6.4％	5.5％
国内総生産	名目	5,375,615億円	5,505,304億円	-3.5％	2.4％
国内総生産	実質	5,273,884億円	5,407,961億円	-4.1％	-2.5％

主な産業の動き（名目）

第1次産業：増加率　-11.8%（農業　-12.8%）
第2次産業：増加率　10.3%（製造業　11.9%、建設業　-0.5%）
第3次産業：増加率　2.1%（卸売・小売業　8.3%、運輸・郵便業　5.3%、金融・保険業　4.8％、保健衛生・社会事業　4.3％）

県民所得

**県民所得**
項目	実数		増加率（％）
項目	令和2年度	令和3年度	令和2年度	令和3年度
県民所得	57,554億円	61,402億円	-9.0％	6.7％
国民所得	3,753,887億円	3,959,324億円	-6.6％	5.5％
1人当たり県民所得	2,968千円	3,187千円	-8.5％	7.4％
1人当たり国民所得	2,975千円	3,155千円	-6.4％	6.1％
1人当たり所得対国格差	99.8％	101.0％	-	-

項目別の動き

県民雇用者報酬：増加率　2.5%　（賃金・俸給　増加率　2.5%、寄与度　1.49%）
財産所得：増加率　4.6%　（家計配当(受取)　増加率　13.3%、寄与度　0.21%）
企業所得：増加率　18.9%　（民間法人企業　増加率　30.3%、寄与度　4.86%）

県内総生産（支出側）

**県内総生産（支出側）**
項目	実数		増加率		構成比
項目	令和2年度	令和3年度	令和2年度	令和3年度	令和2年度	令和3年度
県内総生産（支出側）	86,753億円	91,410億円	-5.7％	5.4％	100.0％	100.0％
民間最終消費支出	42,235億円	43,329億円	-4.7％	2.6％	48.7％	47.4％
家計最終消費支出	41,086億円	42,239億円	-5.2％	2.8％	47.4％	46.2％
地方政府等最終消費支出	12,278億円	12,875億円	0.5％	4.9％	14.2％	14.1％
県内総資本形成	22,001億円	22,765億円	-13.1％	3.5％	25.4％	24.9％
純移出（含む不突合）	10,239億円	12,440億円	0.5％	21.5％	11.8％	13.6％

項目別の動き（名目）

家計最終消費支出：増加率　2.8％
- 住宅・電気・ガス・水道：増加率　2.4％、寄与度　0.30％
- 娯楽・スポーツ・文化：増加率　7.0％、寄与度　0.19％
- 個別ケア・社会保護・その他：増加率　7.4％、寄与度　0.27％
県内総資本形成：増加率　3.5％
- 民間企業設備：増加率　3.9％、寄与度　0.71％
- 民間企業在庫変動：増加率　- %、寄与度　0.68%

※詳細については、下記外部リンクにアクセスの上御利用ください。