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【tsulunosPLUS(ツルノスプラス)12月号】群馬のオイシイを紹介ツルノショク
ぐんまちゃんのおでかけキッチン
身近で知らないコンニャクの不思議
豊かな自然に恵まれた群馬県には美味しい食材がいっぱい。
「ぐんまちゃん」と一緒に産地におでかけし、生産者のこだわりや美味しさの秘訣(ひけつ)をリポート&クッキング!食材を知れば、食がもっと美味しくなる!
群馬県はコンニャク芋の収穫量が全国1位で、シェア9割以上。では、コンニャクはどうやってできるのでしょうか?生では食べられないコンニャク芋が、どうやって美味しいコンニャクになるのか、原料のコンニャク芋ってどうやって栽培されているのか。知れば知るほど奥深~いコンニャクについて、ぐんまちゃんと一緒に見てみましょう!
コンニャクのイイトコロ!
世界も注目する健康フード!!
昔は「おなかの砂下ろし」といわれた身近な健康食品。グルコマンナンという食物繊維が豊富でカルシウムも多く、低カロリー。さらにコンニャク芋にはセラミドも含まれており、健康維持やダイエット、美容のための食品としても日本や世界で注目されています。
取材にご協力いただいた(株)北毛久呂保北毛久呂保工場長 狩野正充(かのうまさみつ)さん(左)とコンニャク芋農家 狩野和紀(かのうかずき)さん(右)
リポート
1 「コンニャク芋はこーんなに広い畑で栽培されているよ!寒さに弱いから、春植えて成長した芋は秋になると一度土から掘り出すんだって!」
2 「冬の間は室(むろ)と呼ばれる屋内で保管して翌春植える。これを3年も繰り返すんだって!」「手間ひまかけて愛情たっぷり」と農家さん。
3 「植えた芋は養分になって小さくなり、新しい芋ができて大きくなっていくなんて不思議だなぁ~」(左から3年生・2年生・1年生・生子(きご))
4 「コンニャクは、芋から作る生芋コンニャクと、コンニャク芋を粉にしてから作るものがあるんだって。粉にするなんて知らなかったな~」
5 「粉から作るコンニャクは、本当は透き通るような白色なんだ。でも、生芋から作る昔のコンニャクのなごりで海藻の粉を入れて黒くしているんだって!粉にすることで、一年を通して食べられるようになったんだよ」
KITCHEN やわぷる食感の生芋コンニャク田楽
材料(1人前)
- コンニャク芋…500グラム
- お湯(60~70度)…1.6リットル
- 凝固剤(貝殻カルシウムまたは水酸化カルシウム)…5グラム+水200シーシー
作り方
※生芋を触るときは手袋を使ってかゆさを防止
- コンニャク芋を洗い、芽の周り以外をさいの目切りにしたものとお湯をミキサーでよく混ぜる。
- 糊(のり)状になったらビニール袋に移し1時間置く。そこへ水で溶いた凝固剤を入れ勢いよく1分間混ぜる(混ぜすぎに注意)。
- 耐熱容器などに詰め、沸騰したお湯で30分ゆでる。ゆで上がったら容器から外し、そのまま一晩おけばコンニャク完成。
- コンニャクをゆでて、田楽みそをぬる。