令和3年度の指定管理者選定結果等

• 視覚障害者への情報支援に関しては、点字図書や録音図書の製作・貸出等で対応する必要があるが、点字図書館は県立の他桐生市立点字図書館しか設置されておらず、県として全県的な事業の実施体制を確保するため、当該施設において視覚障害者への情報支援に対応していく必要があり、施設の必要性は高い。

• 設置目的である補装具の製作・修理及び相談等業務を適切に実施しており、利用者や市町村からの信頼も厚い。
• 民間業者も参入しているが、補装具の修理や重度障害者用意思伝達装置への対応など、採算性の悪い部門への対応は不十分であり、対応困難者や難病患者等への継続的な支援の観点から、当面の間県有施設として維持することが必要。

• 当施設以外で、県内に聴覚障害者への情報支援事業を実施している施設等はなく、県内唯一の聴覚障害者情報提供施設として、必要性は高く、昨年度に第2次手話施策実施計画が制定されたことからも、必要性は高まっている。
• 聴覚障害者への情報支援に関しては、市町村が実施する意思疎通支援事業（地域生活支援事業）での取り組みが主となるが、市町村独自で実施体制を整備することは困難な面もあり、県内の聴覚障害者に対する情報支援の実施体制を全県域で維持していくためには、県として当施設において手話通訳者・要約筆記者の派遣、字幕ビデオの貸出等の業務に対応していく必要がある。

• 群馬ヘリポートは、県民の安全・安心を守る県警ヘリ、防災ヘリなどの公的ヘリコプターの活動拠点となっており、草津白根山・浅間山の噴火や、令和元年東日本台風など災害時には、他県の防災ヘリや国土交通省ヘリの活動拠点となるなど、その重要性は再認識されたところである。
• 当施設を廃止した場合には、県警ヘリ、防災ヘリの新たな基地や給油手段などを確保しなければならないが、県内に代替できる施設は存在しない。
• また、民間航空事業者にとっても群馬県内唯一の給油施設であり、中継拠点としても利用されている。

令和4年1月～3月