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八ッ場発電所が完成しました
八ッ場発電所は、吾妻郡長野原町地内にある八ッ場ダムの放流水を利用したダム式発電所です。
ダムの利水放流管から分岐した発電専用管で水を運び、ダム直下左岸にある発電所で発電を行います。
最大出力
11,700キロワット
年間発電電力量
約4,200万キロワットアワー(一般家庭約12,000世帯分の消費電力量)
最大使用水量
13.60立方メートル/秒
有効落差
105.80メートル
総事業費
約80億円
運転開始日
令和3年4月1日(工事期間 平成27年4月~令和3年3月)
工事・完成写真
八ッ場発電所建設工事現場の航空写真。画面上部に八ッ場ダム。八ッ場発電所は、ダムから下流に向かって左岸側にある。画面中央の黒い長方形は、発電所地下への資機材搬入口。(2020年7月撮影)
八ッ場発電所建設工事現場から、八ッ場ダムを見る。(2020年10月撮影)
八ッ場発電所の発電機を構成する「回転子」を、資機材搬入口からクレーンで吊り下ろす。(2020年10月撮影)
発電機室まで到着した回転子。地上からの落差は34メートル。(2020年10月撮影)
画面中央左の黄色い箱が発電機の「固定子」で、搬入した「回転子」と組み合わせて発電する。画面左側の白と紫の物体は、発電機の回転子を回すための水車を納めた「ケーシング」(※八ッ場発電所には水車が2基あり、もう1基は発電機の向こう側に見える)。(2020年10月撮影)
景観に配慮して建設された八ッ場発電所が完成(背景は八ッ場ダム)
八ッ場発電所地下に設置された横軸同期発電機(黄色部分)と横軸両掛フランシス水車(手前の1基、発電機の後方にも1基あり)