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第1回 連絡会議 会議資料

更新日:2014年11月28日 印刷ページ表示

会議資料 議題1

鉄鋼スラグに関する連絡会議(仮称) 規約(案)

(名称)
第1条 本会議は、「鉄鋼スラグに関する連絡会議」(以下、「連絡会議」という。)と称する。

(目的)
第2条連絡会議は、大同特殊鋼(株)渋川工場から出荷された鉄鋼スラグに関して、国、県及び関係市町村の各公共工事事業者が、相互に情報共有等を図り、連携した対応等を行うことを目的とする。

(会議事項)
第3条連絡会議は、第2条の目的を達成するため、次の事項について連絡調整する。

  1. 鉄鋼スラグについての情報共有に関すること。
  2. 鉄鋼スラグの使用工事箇所の調査に関すること。
  3. 鉄鋼スラグの処理及び対応に関すること。
  4. その他、必要と認められる事項。

(組織)
第4条連絡会議は、第2条の目的を達成するため、群馬県、渋川市及び国土交通省関東地方整備局の各公共工事事業者で組織する。また、新たに参加を求める公共工事事業者があった場合は、本連絡会議の承認を得て構成員となることができる。
2.連絡会議の構成は「別紙-1」のとおりとする。

(事務局)
第5条 連絡会議の運営に係わる事務を行わせるため、事務局を群馬県県土整備部建設企画課に置く。

(規約の改正)
第6条 本規約の改正等は、本連絡会議の審議・承認を得て行うことができる。

(情報の公開)
第7条会議資料の公開にあたっては、個人情報や企業経営に影響のある事項等の記載がある場合、一部非公開とする。

(その他)
第8条本規約に定めるもののほか必要な事項は、その都度協議して定めるものとする。

(附則)
本規約は、平成26年 月 日から施行する。

会議資料 議題2

別紙-1

鉄鋼スラグに関する連絡会議(仮称) 構成員

構成員一覧
群馬県 県土整備部長
県土整備部 技監
県土整備部 建設企画課長
渋川市 市民部長
市民部 環境課長
建設部長
建設部 土木管理課長
建設部 都市計画課長
関東地方整備局 企画部長
企画部 技術調整管理官
企画部 技術調査課長

会議資料 議題3

関東地方整備局

取り組み状況について

  1. これまでの調査経緯について【公表済】
    国土交通省関東地方整備局では、平成20年度以降に施工した群馬県内の直轄工事のうち、大同特殊鋼(株)渋川工場の鉄鋼スラグを含む砕石を利用した記録が残っていることが確認された45工事について、次のとおり対応し、既に公表したところです。
    • 39工事の施工箇所で使用した砕石については、都道府県知事の登録を受けた試験機関の品質規格証明書により環境基準への適合を確認。
    • 品質規格証明書による環境基準への適合が確認できない6工事については、大同特殊鋼(株)渋川工場の鉄鋼スラグを含む砕石の分析試験を行い、1工事について砕石およびその直下の土壌も含め「ふっ素」の溶出量が基準値を超過することを確認。
    • 基準値を超過した1工事の施工箇所について、地下水および隣接する河川の水質調査を行い、環境基準値以内であることを確認。
    • 群馬県が地下水の水質の監視を継続して実施中。
  2. 鉄鋼スラグと類似する材料の有無を判定する調査結果について【公表済み】
    国土交通省関東地方整備局では、大同特殊鋼(株)渋川工場に対し、鉄鋼スラグの出荷記録について聞き取り調査を実施しました。同社が鉄鋼スラグの出荷を開始した平成3年度以降に施工した群馬県内の直轄工事のうち、鉄鋼スラグの混入の可能性がある材料が、現時点で露出した状態となっている工事の施工箇所について、鉄鋼スラグと類似する材料の有無を判定するための調査を実施しました。
    その概要は次のとおりです。
    • 大同特殊鋼(株)渋川工場に対する聞き取り調査により、関東地方整備局が施工した47工事の施工箇所(別添1、2)に対し鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明。
    • 同聞き取り調査によると、出荷先不明の鉄鋼スラグも存在するとのことから、大同特殊鋼(株)渋川工場が鉄鋼スラグの出荷を開始した平成3年度以降に施工した群馬県内の直轄工事、約3,800工事のうち、鉄鋼スラグの混入の可能性がある材料が、現時点で露出した状態となっている92工事の施工箇所において、鉄鋼スラグと類似する材料の有無を判定するための調査を実施。
    • 鉄鋼スラグと類似する材料の有無を判定するための調査を行った92工事の施工箇所のうち、26工事の施工箇所において鉄鋼スラグと類似する材料を確認。なお、26工事のうち、17工事の施工箇所は、大同特殊鋼(株)渋川工場への聞き取り調査により鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した47工事の施工箇所と重複。(別添3、4、5)
  3. 現在の調査状況
    鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した47工事の施工箇所および鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた9工事の施工箇所(鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた26工事の施工箇所のうち、鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した47工事の施工箇所と重複している17工事の施工箇所を差し引いたもの)を合わせた56工事の施工箇所については、群馬県環境森林部からの助言等を踏まえ、有害物質の含有量等について、分析試験等を実施しているところです。

今後の進め方について

  1. 今後の予定
    • 現在、大同特殊鋼(株)渋川工場から鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した工事の施工箇所及び鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた工事の施工箇所の56工事の施工箇所において、有害物質の含有量等を確認するための分析調査を実施しているところであり、12月中には分析調査が終了する予定。
    • その後、調査結果をとりまとめ、群馬県環境森林部に報告し、助言を得ながら対応するとともに、次回連絡会議に報告する予定。

群馬県

1.群馬県県土整備部の取り組み状況

大同特殊鋼の鉄鋼スラグの使用状況及び分析試験結果について
  • 平成26年1月28日の毎日新聞の記事を受けて、鉄鋼スラグを原材料とした路盤材等の使用実績の調査を行った。
  • 県工事における大同特殊鋼(株)の鉄鋼スラグの使用状況については、27工事での使用を確認した。いづれも砕石に鉄鋼スラグを15%程度混合した砕石を使用したものであった。
  • 27工事については、施工にあたって品質規格証明書により安全性を確認していたが、安全性の再確認のため、6工事を抽出して、環境安全品質基準(8項目)の分析試験を行った。
  • (平成26年5月)分析試験の結果、6工事すべての箇所において基準に適合していることが確認されたことにより、県工事における鉄鋼スラグを含む砕石は環境上安全であると公表した。(調査結果一覧参照)
他の公共工事事業者における状況と情報の共有について
  • 先日、前橋市の市道の8路線について、敷砂利に鉄鋼スラグが使用され、8路線すべての敷砂利でフッ素が基準値を超過した報道があったところです。
  • 他の公共工事事業者との情報共有を行っていきたい。

2.今後の予定

大同特殊鋼(株)への聞き取り調査について
  • 国と同様に大同特殊鋼(株)に聞き取り調査を行い、鉄鋼スラグの使用箇所調査を行っていきたい。

渋川市

1 渋川市の取り組み状況

大同特殊鋼(株)の鉄鋼スラグの使用状況及び分析試験結果について
  • 渋川スカイランドパーク第2、第6駐車場補修工事に際し、路盤材として使用されていたスラグ砕石に基準値を超える「六価クロム」及び「ふっ素」が含まれていることが判明。
  • 市がこれまでに行った工事において、スラグ砕石が使用されている箇所を調査したところ、市内の全38工事でスラグ砕石の使用が確認され、全38工事のスラグ砕石と土壌に含まれる、六価クロム及びふっ素の分析試験を行った。
  • 38工事のスラグ砕石及び土壌について分析試験の結果、スラグ砕石では35工事、土壌については28工事において、六価クロム又はふっ素が環境基準を超過していることが判明。(スラグ砕石使用実態調査結果一覧参照)調査結果を群馬県環境森林部に報告。
  • 群馬県環境森林部環境保全課により、市が調査した38工事中、土壌から基準値を超えるふっ素又は六価クロムが検出された、28工事周辺約2,000戸を戸別訪問、飲用井戸の有無を調査。飲用井戸及び周辺井戸43本の水質検査を実施し、環境基準値内であることを確認。

2 今後の予定

大同特殊鋼(株)への聞き取り調査について
  • 国、県と同様に大同特殊鋼(株)に聞き取り調査を行い、鉄鋼スラグの使用箇所調査を行って行きたい。
  • 調査結果については、これまでと同様群馬県環境森林部に報告し、助言を得ながら本連絡会議と連携し対応したい。

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