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群馬県水害リスク想定マップについて

更新日:2020年12月18日 印刷ページ表示

 これまで県管理河川で洪水浸水想定区域図により水害リスクを把握していたのは、主に平野部の市街地を流下する主要な19河川のみでしたが、平成28年台風10号による岩手県小本川の被災など、全国で水害が頻発していることから、洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図ることを目的に、群馬県全域の県管理河川を対象として洪水により浸水が想定される区域を把握するため、群馬県水害リスク想定マップを作成しました。

1.群馬県水害リスク想定マップの内容

1.対象地域

県内すべての一級河川(428河川)

※1 平成29年7月までに、主要19河川の洪水浸水想定区域を既に公表しています。
※2 19河川は、水防法で洪水浸水想定区域の公表が義務付けられている洪水予報河川と水位周知河川です。

参考

  • 洪水予報河川…氾濫により重大な損害を生ずるおそれのある河川で、県と気象庁が共同で洪水予報を行い、水防管理者や一般に水位などの状況を周知する河川
  • 水位周知河川…氾濫により相当な損害を生ずるおそれのある河川で、県が氾濫危険水位を定め、それに達したときに水防管理者や一般に水位などを周知する河川

2.対象降雨

想定し得る最大規模の降雨
(例)491ミリメートル/3日(八斗島上流)

参考

 カスリン台風(昭和22年9月)308ミリメートル/3日(八斗島上流)

3.洪水による浸水が想定される区域

  • 面積:約400平方キロメートル
  • 世帯数:約24万世帯
  • 要配慮者利用施設:約1,500戸(学校、病院、高齢者施設など)

参考

 平成29年7月までに公表した19河川の洪水浸水想定区域
 (国管理河川の洪水浸水想定区域を除く)

  • 面積:約220平方キロメートル
  • 世帯数:約17万世帯
  • 要配慮者利用施設数:約1,200戸

2.今後の取り組み

  • 河川氾濫に関する群馬県減災対策協議会で市町村と情報共有し、洪水ハザードマップ、要配慮者利用施設の避難計画の検討等に活用します。
  • 浸水が想定される地区について、水位周知河川の追加指定を検討します。
  • 危機管理型水位計を設置します。

参考

 危機管理型水位計とは、人家や重要施設が浸水するおそれがあり、的確な避難判断が必要な箇所に設置する、洪水時の水位観測に特化した低コストな水位計です。

3.群馬県水害リスク想定マップ

県全体図 (PDF:4.05MB)

圏域分割図の画像

圏域分割図

  1. 圏域拡大図(利根川上流圏域)(PDFファイル:47.02MB)
  2. 圏域拡大図(利根川中流圏域)(PDFファイル:61.3MB)
  3. 圏域拡大図(吾妻川圏域)(PDFファイル:38.39MB)
  4. 圏域拡大図(渡良瀬川圏域)(PDFファイル:21.4MB)
  5. 圏域拡大図(烏川圏域)(PDF・52.5MB)
  6. 圏域拡大図(碓氷川圏域)(PDFファイル:30.35MB)
  7. 圏域拡大図(鏑川圏域)(PDFファイル:32.48MB)
  8. 圏域拡大図(神流川圏域)(PDFファイル:32.28MB)
  9. 圏域拡大図(石田川圏域)(PDFファイル:27.67MB)
  10. 圏域拡大図(邑楽・館林圏域)(PDFファイル:30.33MB)

図面の説明

 この図は、平成30年3月時点における国土地理院、国土交通省、群馬県が実施した航空レーザー測量等により得られた標高データや、河道及び洪水調節施設の整備状況を勘案して、想定最大規模降雨に伴う洪水により河川が氾濫した場合の浸水状況をシミュレーションにより予測したものです。
 図中の赤線で囲まれた範囲は、水防法に基づき国、県が公表している洪水浸水想定区域であり、それ以外の区域はシミュレーションにより試算した結果を示したものです。
 国、県が公表している洪水浸水想定区域と、シミュレーションの結果が重なる区域は、洪水浸水想定区域を優先して表示しています。
この図は、洪水により河川の溢水、堤防の越水・決壊が考えられる各地点において、河川が氾濫した場合に想定される浸水範囲を重ねて表示したもので、特定の洪水が発生した場合に想定される浸水範囲を示したものではありません。
 なお、シミュレーションの予測結果については、今後、洪水記録や解析手法の高度化などに応じて見直しを行う場合があります。

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