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令和3年度第4回健康福祉部等指定管理者評価委員会概要
1 日時
令和4年3月24日(木曜日)10時30分から15時15分
2 場所
群馬県立義肢製作所
群馬県立点字図書館
群馬県聴覚障害者コミュニケーションプラザ
3 出席委員
新木委員長、松岡副委員長、眞下委員、茂木委員、深津委員
4 議事
(1)群馬県立義肢製作所の資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、健康福祉課及び指定管理者から資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
使用料収入について、年間でどれくらいになると予測しているか。
【指定管理者】
およそ2,400万円から2,500万円。1月末時点で2,100万円強であり、月平均が150万円程度なので、そのように見込んでいる。
【委員】
東京パラリンピックの影響で、ニーズが伸びているという印象はあるか。
【指定管理者】
パラスポーツ関係では、前橋市が受け入れていた南スーダンの選手からの依頼に基づき対応した実績がある。この様な取組も意義があることとして、採算度外視であるが、前向きに対応した。
このほか、eスポーツ対応に関するニーズが出てきている。
【委員】
利用者の立場からすれば、使用料の増加は気になっていない。きちんと修理していただくことで、頻繁な修理や調整が減るのであれば、それは良いことだと言える。
コロナ禍で利用控えしてる方に声かけをしているとのことだが、継続して実施して欲しい。
【委員】
第2、3土曜日の開館について、職員の負担が心配だがどうか。
【指定管理者】
予約制を採用しており、やりくりはできている。ただし、平日に代休を取得することになるので、平日の体制が少し手薄になることもある。初めは月1日で実施していたが、奇数日(偶数日)だけ土曜出勤がある方などが居たため、現在の第2、3土曜開館に行き着いた。利用者の利便性向上のため、やりくりをしながら、継続したいと考えている。
(2)群馬県立点字図書館の資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、健康福祉課及び指定管理者から資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
コロナ禍で利用が増えている感触はあるか。
【指定管理者】
外出が難しい状況の中、利用が増えている印象はある。
【委員】
デジタル化を進めて、スペース不足の解消に努めて欲しい。
【指定管理者】
SDカードの貸し出しを始めている。SDカードは1枚に複数のタイトルが入れられるというメリットがあるが、一方で、視覚障害者の方が希望するタイトルを選ぶまでに時間がかかるとの指摘もあり、CDとカセットの方式も継続している。一本化できるまでは、少し時間がかかると考えている。
【委員】
読み取りづらくなった点字図書を利用者へ提供してはどうか。
【指定管理者】
点字図書については、順次廃棄している。膨大な量であるため、利用者へ希望を聞いていると、保管場所を確保する余裕がなくなってしまう。
【委員】
点訳ボランティア養成の状況はどうか。
【指定管理者】
昨年度はコロナ禍で養成ができなかった。一方、新年度の募集を開始したところ、順調応募がきている。自宅でできるボランティアということが評価されているのかもしれない。
(3)群馬県聴覚障害者コミュニケーションプラザの資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、障害政策課及び指定管理者から資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
要約筆記の需要はどうか。また、要約筆記者の養成状況は。
【指定管理者】
通院や集会など、ニーズはかなりある。
養成については、県内ではコミュニケーションプラザのみが担っているが、養成には2年かかる。全国試験に合格した上で、県の認定試験を受けていただく形となっているのだが、令和3年度は13人が全国試験に受検し、4人のみの合格であった。
【委員】
利用者アンケートのうち、利用しない理由や、相談した結果の対応の項目について、あまり評価が良くない。検討をして欲しい。
【委員】
利用者アンケートについて、利用者以外も対象としているのは非常に良い。
【委員】
学校の校歌の手話動画を作成したとの説明があったが、どのような経緯だったか。
【指定管理者】
学校からの依頼に基づき、無料で対応した。
【委員】
学校や企業からの依頼はそれなりにあるのか。
【指定管理者】
企業から配慮の仕方などの問い合わせはある。
(以上)