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tsukurun メタバースプロジェクト
県では、デジタル技術を使って新たな価値を生み出すデジタルクリエイティブ人材の育成と創作活動がしやすい土壌作りを全県的に進め、「ぐんまのクリエイティブ拠点化」に向けて取り組んでいます。
このたび、tsukurun利用者の作品(2DCG、3DCGなど)を展示するワールド(tsukurun meta)を制作しました。
将来的には、過去に作品を展示した人材と新たに作品を展示する人材等が交流する場として活用する予定です。
公式サイト:tsukurun meta <外部リンク>
紹介動画:メタバースプロジェクト「tsukurun meta」|eスポーツ・新コンテンツ創出課|群馬県 - YouTube<外部リンク>
令和5年度事業
デジタルクリエイティブ人材を育成することを目的として、tsukurun metaをtsukurun利用者(13歳以上の中高生)が拡張・発展させるためのプロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、子供達が様々なクリエイターや技術に触れることで、自身の知識や可能性を拡張させ、創造性あふれるワールドを構築できるクリエイティビティーを身につけるとともに、実際にtukurun metaを拡張・発展させるものです。
利用者によるワールド制作
全8回のワールド制作に必要な技術(UnityやBlenderなど)を学ぶ講義を通して、利用者オリジナルのワールドを制作し、tsukurun metaにアップロードしました。
下記の画像は実際に利用者によって制作されたワールドの一部です。
講演会・交流会
メタバース業界で活躍するクリエイターや著名人と交流するイベントを8回実施し、新しい知見や技術を学びました。
第1回 バーチャル美少女ねむ氏
バーチャル美少女ねむ氏 紹介
著書『メタバース進化論』(2022年、技術評論社)で「IT エンジニア本大賞 2023」ビジネス書部門”大賞”を受賞。国連の国際会議「IGF 京都 2023」でも登壇。他、「メタバース原住民」として活動多数。
イベント内容
「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに 2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系 Vtuber の氏からメタバースの最新事情を聴く
第2回 VR蕎麦屋タナベ氏
VR蕎麦屋タナベ氏 紹介
株式会社タナベ代表取締役。VRイベント「万物のファンタズム」をはじめとした数々の企画をVR空間で主催するVRイベントクリエイター。東京都文京区にて蕎麦屋を営む傍ら、「VR蕎麦屋」を名乗り活動する。パフォーマーとして吉本興業にも所属。
イベント内容
「歌、絵、映像制作に続く新しい創造のキャンバス メタバースワールド制作について」
思い描いた世界の中に入れる楽しめる人を招待できる新しい表現手段。美しい風景から理想の部屋、VRゲームの制作からアートまでやる気さえあればなんでも作れるワールド制作の世界をご紹介。
第3回 orange氏
orange氏 紹介
WeaverseLab株式会社CMO。プロの動画クリエイターとしてVR空間の動画撮影や編集、またARアプリ「おでかけ AR」の開発等を中心に活動する。メタバース「Resonite」上での活動が最近は中心で、先進的な体験を紹介する活動が主。
イベント内容
クリエイターの語る最新VRコンテンツ
- 最新VR事情について
- 最新VRの体験
- ARアプリ開発について
第4回 koua氏
koua氏 紹介
VRダンス・演舞を中心として活動するプロアクターチーム「カソウ」舞踏団団員。VRダンサーとして活動し、VR・メタバースの世界での滞在時間が非常に長いことから、「VRの暮らし」について考察を深く持つ。
イベント内容
VRダンサーが解説!VRで変わる暮らしと未来の歩き方
- VRによるこれからの生活の変化
- VRによる新しい文化保護のかたち
- VRによる福祉の可能性
第5回 NEKO旅氏
NEKO旅氏 紹介
VRで世界各地の観光地を巡る「VR世界旅行」を主宰し、「旅行」の企画から進行までの経験が非常に豊富。百以上のワールドを案内した経験を持ち、VR世界のアテンドには有数の経験を持つ。
イベント内容
VR世界旅行のガイダンス
- VR旅行ーボリビア(ウユニ塩湖)
- VR旅行ー台湾島
第6回 see2et氏
see2et氏 紹介
イベント実施時、高校一年生で、分散型メタバース(VRSNS)「Sutera VR」の開発を主導する。メタバースが新たな社会基盤になるという仮定の下、特定企業が開発するプラットフォーム(ソフトウェア)にすべてを依存することは健全ではないのではないかという課題意識から、真に自由な仮想空間を実現することを開発のテーマとしている。
イベント内容
- VRすごろくで、メタバースが普及した世界の魅力をインタラクティブに体験
- 開発した分散型VRSNS「SuteraVR」について
第7回 いおり氏
いおり氏 紹介
人気バーチャル YouTuberのVRテーマパーク「ぽこぴーランド」や世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」、名古屋鉄道の仮想空間「バーチャル名鉄名古屋ステーション」等、様々な仮想空間の制作実績を持つ。
イベント内容
- VR遊園地「ぽこピーランド」は、どのように制作されたのか。
- 作ったものを人に楽しんでもらうための工夫。
- VR遊園地「ぽこピーランド」で遊んでみよう。
第8回 BUSSAN氏
BUSSAN氏 紹介
「東京クロノス」をはじめとした「クロノスユニバース」で著名なVRゲーム企業「MyDearest」にて、VRSNS・メタバースユーザに向けてPR業務を行う部署の立ち上げからを担当したデザイナー・「VRコミュニケーター」。
イベント内容
- MyDearest の概要紹介
- アバターで働くってどういうこと?
- バーチャルオフィスでどんなことをしているの?
- MyDearest が制作したゲーム作品の紹介
令和4年度事業
令和4年度に3つのワールドから構成されるtsukurun meta をオープンしました。
tsukurun meta tower
tsukurun利用者(小中高校生)の作品(2DCG、3DCGなど)を展示するためのワールドです。このワールドは、群馬県の子供たちから募集したデジタル作品を展示し、世界に発信していく場であると共に、tsukurun metaを構成する他のワールドへの入口です。
紹介動画はこちら:メタバースプロジェクト tsukurun meta 「tower」 |eスポーツ・新コンテンツ創出課|群馬県 - YouTube<外部リンク>
tsukurun meta night castle
群馬県ならではのモチーフを取り入れたゲームワールドです。
ゴール地点には報酬が用意されています。
(協力:株式会社オープンハウス、株式会社モンドリアン)
紹介動画はこちら:メタバースプロジェクト tsukurun meta 「night castle」|eスポーツ・新コンテンツ創出課|群馬県 - YouTube<外部リンク>
tsukurun meta 展望デッキ
tsukurun metaの外観を眺めることのできるワールドです。
tsukurun metaへの入り方
- VRChatをインストールしたwindowsのパソコンまたはVRゴーグルを準備してください。
※ワールドに入るには、VRChatのアカウント登録とインストールが必要です。
アカウント登録:VRChat公式サイト<外部リンク>https://vrchat.com/home/register
インストール:STEAM公式サイト<外部リンク>https://store.steampowered.com/app/438100/Vrchat/ - パソコン又はVRゴーグルからVRChatを起動して、「tsukurun meta」とワールド検索をして、入ってください
ワールド製作者
ワールド製作者
株式会社スピード<外部リンク>
代表取締役 岩木勇一郎
「デジタル×エンタメ」「どんなことでもおもしろく」クリエイティブカンパニー。ICT人材育成にも力を入れている。
アートディレクター
柴田 晃宏
アニメ「忍たま乱太郎」第1期オープニング 演出・原画
ゲーム「マリオパーティ DS」アートディレクター
tsukurun meta 写真&動画コンテストについて(令和4年度事業:終了しました)
tsukurun metaのオープンを記念して、写真&動画コンテストを実施します。
※詳細はtsukurun ホームページ<外部リンク>をご確認ください。
テーマ
tsukurun metaと私
審査委員
下記の方々などに審査委員を務めてもらっています。(順不同)
育良啓一郎
SCP / #収デン 主催 / メタバース・仮想空間 / ソーシャルVR / Vtuber / HIKKY User Communication Director #Vket
おきゅたんbot
VR/メタバースガイド。公式VIVE・Meta Questアンバサダー。ジョイラジPickupアーティスト。
バーチャル学会・東京理科大・METANAVIなど各種VRイベントレポーター・MC/音楽フェスくらげビート主催/NHK・日テレ出演/ラフォーレ原宿V店員/池袋harevutaiイベントMC・出演・VR側ディレクション/佐世保・渋谷TANPEN映画祭、カラオケまねきねこ、日産自動車などのVRイベントの公式MC・配信/埼玉ではバーチャルミズベリングのDJイベントMC、VRアドバイザーや、南浦和Zeppin☆Fes、横浜あつ濱VRライブ、北米Animazement、オランダAnimeConなどの音楽ライブへ多数出演。
- 公式サイト https://ocutanbot.wixsite.com/ocutan
- Twitter https://twitter.com/OculusTan
- YouTube https://www.youtube.com/c/OcutanBotVRChannel
ガッツいわせ
富岡市出身。2019年から群馬県住みます芸人として地元群馬を盛り上げるべく、地域のメディア出演の他、イベントの司会やDJ等幅広く活動中。
VR蕎麦屋タナベ
VRC内イベント制作、TV番組用ワールド制作、書籍、TV出演(マツコ会議、ドキュメンタリー番組「ノーナレ」、映画祭のVR制作,佐世保市コラボ,日産,モスバーガー,カラオケまねきねこ,バーチャルやぶ等
星咲ちあ
グンマ在住群馬県大好きバーチャルYoutuber
イラスト制作、配信をメインに2018年から活動中
自称14歳のバーチャル魔法少女
プロポーザル民間審査委員(令和5年度)
おきゅたんbot
VR/メタバースガイド。公式VIVE・Meta Questアンバサダー。ジョイラジPickupアーティスト。
バーチャル学会・東京理科大・METANAVIなど各種VRイベントレポーター・MC/音楽フェスくらげビート主催/NHK・日テレ出演/ラフォーレ原宿V店員/池袋harevutaiイベントMC・出演・VR側ディレクション/佐世保・渋谷TANPEN映画祭、カラオケまねきねこ、日産自動車などのVRイベントの公式MC・配信/埼玉ではバーチャルミズベリングのDJイベントMC、VRアドバイザーや、南浦和Zeppin☆Fes、横浜あつ濱VRライブ、北米Animazement、オランダAnimeConなどの音楽ライブへ多数出演。
- 公式サイト https://ocutanbot.wixsite.com/ocutan
- Twitter https://twitter.com/OculusTan
YouTube https://www.youtube.com/c/OcutanBotVRChannel
本事業へのコメント
今回は現実世界での柔軟な学習サポート、メタバースでの幅広い刺激や実践、そしてその経験がメタバースに限らず今後に活かせること、などを重視して審査させていただきました。ただ、どの事業者様も特徴があり、見てみたいとも思いました。そして、群馬県から始まる新しい挑戦にまたわくわくしています!わたしも見習ってクリエイティブに学習しなきゃ!
熊猫土竜
元映像ディレクター。表現の場を3DCGに移してからは主に国内メタバースプラットフォームで活動。
数多のワールドを制作し、イベントでの受賞も複数回果たしている。
想月亭、パリピ銭湯など音楽イベントを中心に主催をするほか、出演、映像カメラマン、ワールド提供など様々な形で2022年以降は70以上のイベントに関わった。
日本バーチャルリアリティ学会評議員。
本事業へのコメント
tsulunosやtsukurunをはじめ、常に新たな試みを積極的に行っている群馬県。
特に次世代のデジタル人材育成には力を入れている中、メタバースの中で子供たちがいかに花を咲かせるのか今後の動向も楽しみにしています。
プロポーザル民間審査委員(令和4年度)
VR蕎麦屋タナベ
VR蕎麦屋タナベ氏
主な業種は、日本蕎麦とメタバース。経歴は、VRチャット内イベント制作、TV番組用ワールド制作、書籍、TV出演(マツコ会議、ドキュメンタリー番組「ノナーレ」)、映画祭のVR制作など多岐に及ぶ。
本事業へのコメント
子供たちがデジタルの世界で想像力を解放し創作できるよう機器や場所、そしてメタバースという世に発表する舞台まで提供する群馬県の取り組みは本当に素晴らしいと思います。微力ながら参加できたことを嬉しく思います。今回選ばれたワールドのデザインはワクワク感、今後の拡張性、ウェブサイトと連携など素晴らしいアイデアでした。
バーチャル美少女ねむ
バーチャル美少女ねむ氏
メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系Vtuber(バーチャルYouTuber)。2020年にはNHKのテレビ番組に出演し、お茶の間に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」の衝撃を届けた。ボイスチェンジャーの利用を公言しているにも関わらずオリジナル曲『ココロコスプレ』で歌手デビュー。作家としても活動し、著書に小説『仮想美少女シンギュラリティ』、メタバース解説本『メタバース進化論(技術評論社)』がある。フランス日刊紙「リベラシオン」・朝日新聞・日本経済新聞などインタビュー掲載歴多数。VRの未来を届けるHTC公式の初代「VIVEアンバサダー」にも任命されている。
本事業へのコメント
メタバースの住人目線で、実際にワールドに行きたくなるか、ワクワクするか、という観点で審査に参加させて頂きました。現実と仮想世界を繋ぎ地域のクリエイティブの促進する今回の試み、とても楽しみにしています。
バーチャル美少女ねむ氏の詳細はこちら<外部リンク>
XRコンソーシアム 若山理事
XRコンソーシアム 若山理事
ブレイクポイント株式会社 代表取締役
XVC LIP創業メンバー
総合商社、ベンチャー企業勤務を経て2004年3月、ブレイクポイント株式会社を設立、代表取締役就任。
2015年からTokyo XR StartupsプロデューサーとしてTokyo XR Startupsインキュベーションプログラムを6期、Future Techアクセラレーターを1期運営。
2016年には国内唯一のXr特化コワーキングスペースFuture Tech Hubを運営し、海外連携や共催イベントを多数開催。
2021年にXVC LIPを設立しベンチャーキャピタル業務を開始。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 非常勤講師
グロービス経営大学院 講師
一般社団法人XRコンソーシアム 理事
本事業へのコメント
群馬県の小中高校生が制作した作品がメタバース上のワールドに展示され、世界中の人々がそれらの作品に触れられる機会が作られるのは素晴らしいことだと思います。
この機会が、小中高生の皆様がデジタル作品を楽しく制作するきっかけになることを期待しています。