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療養生活のポイントとパルスオキシメーターの使い方
更新日:2022年9月22日
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新型コロナウイルス感染症により自宅療養するときの感染予防8つのポイント
(1)部屋を分けましょう
- 個室にしましょう。食事や寝る時も個室としてください。
- 部屋を分けられない場合は、感染者と少なくとも2メートルの距離を保ち、仕切りやカーテンをしましょう。
また、同じ部屋に居る人全員がマスクをして、十分な換気を行いましょう。 - 感染者はできるだけ部屋から出ないようにしましょう。
- トイレ、洗面所などの共用スペースの利用は最小限にしましょう。
- 共用する場合は、十分な清掃と換気を行いましょう。
- 感染者が入浴する場合は、家族の中で最後に、その後、十分な清掃と換気を行いましょう。
(2)感染者のお世話はできるだけ限られた方にしましょう
※ただし、心臓・肺・腎臓等に持病のある方、糖尿病の方、免疫力が低い方、妊婦の方などが感染者の世話をするのは避けてください。
(3)マスクをつけましょう
- 感染者・お世話をする人は、お互いにマスクをつけましょう。
- マスクの表面には触れないようにしてください。
- マスクを外す時には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。
- マスクを外した後は、石けんでの手洗いやアルコール消毒をしましょう。
- 使い捨てマスク(不織布製)の予防効果が高いとされています。
(4)こまめに手を洗いましょう
- こまめに石けんでの手洗いやアルコール消毒をしましょう。
- 洗っていない手で目や鼻、口などに触らないようにしてください。
参考 手の洗い方
石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎましょう。(2回繰り返すとより効果的です。)
※手洗いを丁寧に行うことで、十分にウイルスを除去できます。
(5)換気をしましょう
- 定期的に部屋の換気をしてください。(1時間に2回以上、数分間程度行うと効果的です。)
- 共有スペースや他の部屋も、感染者のいる部屋とは別に換気をしましょう。
(6)手で触れる共有部分を消毒しましょう
- よく触れる部分(ドアノブ、照明のスイッチ、ベッド柵、テーブルなど)は薄めた塩素系漂白剤(0.05%次亜塩素酸ナトリウム)で拭いた後に水拭きするか、又は消毒用アルコール(70%以上)で拭きましょう。
- トイレや洗面所の清掃は、市販の家庭用洗剤を使用し、すすいだあとに塩素系漂白剤等(0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含むもの)で拭きましょう。
- タオル、衣服、食器などは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。
- 洗浄前のものを共用しないようにしてください。
- 特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどでも共用しないようにしましょう。
メーカー(50音順) | 商品名 | 作り方の例 |
---|---|---|
花王 | ハイター キッチンハイター |
水1リットルに本商品25ミリリットル (商品付属のキャップ1杯) |
カネヨ石鹸 | カネヨブリーチ カネヨキッチンブリーチ |
水1リットルに本商品10ミリリットル (商品付属のキャップ1/2杯) |
ミツエイ | ブリーチ キッチンブリーチ |
水1リットルに本商品10ミリリットル (商品付属のキャップ1/2杯) |
上記のほかにも、次亜塩素酸ナトリウムを成分とする商品は多数あります。商品パッケージやホームページの説明にしたがってご使用ください。
※使用上の注意
- 手袋を着用し、直接消毒液に触れないようにしてください。
- 金属はさびることがありますので、必ず後で水拭きしてください。
- 換気してください。
- 他の薬品と混ぜないでください。
(7)汚れた衣服やリネンは、直接触れずに洗濯しましょう
- 下痢や嘔吐等の体液で汚れた衣服・リネンを取り扱う際は、手袋、マスク、使い捨てのエプロン等を身につけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯して完全に乾かしてください。
(8)ゴミは密閉して捨てましょう
- 鼻をかんだティッシュや使用したマスクは、直接触れないようにして、すぐにビニール袋に入れ、しっかり縛って封をして捨ててください。
- ゴミを捨てた後は、直ちに石けんで手洗いしましょう。
パルスオキシメーターの正しい使い方
パルスオキシメーターとは
- 皮膚を通して血液中の酸素飽和度と脈拍数を測定するための装置です。
- 呼吸により体に酸素を十分取り込めているかどうかの目安になります。
- 正しく使用しないと、正確な値が出ません。
- 機器が異常と思われた場合は使用を中止してください。
使用方法
- 装置の指装着を開いて、指先を挟み込みます。
- 指先を装着するとバックライトが点灯し、商品情報表示後、測定が開始されます。
- 酸素飽和度(SpO2)の数値が、画面中央に表示されます。
- 指先をクリップから抜くと、指外れエラーメッセージが表示され、約30秒後に自動的に電源が切れます。
※指先が冷えている場合は、「血流の低下等」によって、測定が不安定になり正しく測定できないことがある為、温めてから測定してください。
※マニキュアをしていると測定できないことがありますので、落としてから使用してください。
※強い光の当たる場所(直射日光、蛍光灯)での測定は避けてください。
※測定中は体や指を動かさず、安静にしてください。
1 装着方法
2 測定中画面
3 測定完了画面
数値(大きい文字)が安定したら、この数字を記録してください。
注意事項
正常値はおおむね99~96です。
表示された数値が正常値範囲以下の場合は、念のため測定する手指を変えたり、安静の状態で1~2分測定を継続し、安定した値を報告値としてください。
測定値は、約3秒ごとに更新されます。値が安定するまで、そのまま動かないで測定してください。
※療養解除後3日間(72時間以上)経過しましたら、所定の方法で必ず返却してください。
- ウェットティッシュ等で拭き取り、緩衝剤で梱包の上、同封のレターパックで返送してください。
- 故障・破損してしまった場合でも、返却をお願いします。
※一定期間返却が無い場合には、確認の電話をさせていただきます。